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32年前は、只の若い夫婦でした、若者でした、何ができるか、何も判らず試行錯誤しながら....今に至ります。


平成3年に110頭の牛舎を作り、平成13年に198頭に増改築しました。何とか最初の牛舎の借り入れを払い終えたのでできました。
平成3年の分と、13年の分合わせて7500万ほどになりました。平成29年の今この規模の牛舎を作ると3億円弱の建設費がかかります。


最初は1列8頭ずつ合計一度に16頭牛乳を搾るスタイルでしたが、片側10頭ずつにしました、平成3年に作ってから部品交換とメンテナンスして、付属機器 のバージョンアップして今に至ります。
15年前40歳の時、おかしな発想をしました、この規模になったのだから平均的な牧場が10年掛かることを1年でできたら! 発想はとんでもないものでしたが...成せばなる! と言うか更に改善と改革が進みました、時間の使い方さえ変化しました、1つの仕事で5分短縮されるとそこに短い時間でできる仕事を入れ、更に時間が短縮さ れるのでその時間にできる仕事を行う!
世の中は、人の手間で成り立っているのですから、自分以外の手間を使わなければ、そして自分の手間だけで行ってしまえば! より短い時間でより少ない金額で、より多くの事が!
47歳まで続け牛たちに関わる全ての施設と機械が揃いました、でも体に変調を感じもうそれが続かないと知りました。
施設の建設や機械の購入、とてつもない金額です、妻が言うには みんな牛舎一つ建てたらもう人生終わるのに、こんなに働く人初めて見た!
いえいえそう言う妻も、一緒だったからこそ! 2人で作り上げました。車の果てまで妻と相談して決めています。
決して地域のNO1になろう! とか大それた事を考えたことも無く、そんな余裕も無く、借金を返すために乳量を増やし、そして乳量が増えるごとに下がる乳成分の改善をしているうちに、根 室では個体乳量が20年連続NO1と言っても所詮井の中の蛙! 平成28年の北海道7000軒の中で第100位! でもNO1を目指したりはしません、目指したこともありません歪みがでますから今まで通りにいきます。



牛たちに食べさせる牧草を貯蔵しておく設備、お金が無かったので、コンクリートパネルを購入して、運んで降ろして貰うときに並べ、床のコンクリートの鉄筋 加工、コンクリートの仕上げ
など自分たちで行い、作り上げました、倉庫は、古くなり壊れた物を移動してリフォームしました、なので支柱などは、もう何十年も経っています、自分で補強 もしています。


子牛のミルクを自動で1日4回飲ませることのできる装置がついた子牛達の牛舎、平成16年に作りました、1800万円かかりました。平成29年現在だと 7000万円くらいかかります。


若牛たちやお休みの牛たちのための牛舎を平成20年に立てました、4600万円かかりました、天気の良い日は、牛たちを青草の牧草地に放牧してあげます。
冬や天気の悪い日は、牛舎の中ですが自由です。画像は平成29年11月13日もう少し放牧してあげることができそうです。平成30年6月に完済予定です。 平成29年現在約1億円必要です。


平成23年に分娩と治療専用の牛舎を作りました、2700万円かかりました、この建物にさえ牛を入れてしまえば、帝王切開などあらゆる事に対応出来ます。
平成30年12月に完済予定です、この建物を建設するにあたり、資金を大地みらい信金より、日本政策金融公庫からの融資となりました。
平成29年現在約7000万円必要です。東日本大震災、熊本地震、オリンピック、耐震偽装問題等々で建物の建設費がとてつもないことになっています、建築 費高騰でできなくなる可能性がありましたから、計画を前倒しして、頑張りました。そして高騰する前に全て完成させることができました。運にも恵まれていた のかもしれません。
全力疾走していて気がつきませんでしたが...この牛舎が完成したときに妻から結婚25周年の素敵な牛舎ありがとう! と言われました。言われるまで全く気がつきませんでした、この年に体調の変化を感じました、これまでのような全力疾走は、もうできないと....。



どんな難産も大丈夫、ですが常にお産があるので手の指の爪は、いつもきちんと切ておかねばなりません、難産の矯正中に傷つけたりしてしまいますから。

お産した牛たちや治療の牛たちの牛乳を搾るためのバキュームポンプは、一番上の画像の牛舎でつ買っていた物を整備してまだ使っています。もう40年 は....。


年をとり、体がきつくなり始め、人を雇用すべく平成25年に社宅を作りま した、1900万円かかりました。家電家具完備のオール電化です。
平成30年にもう一棟建設します。更にもう一棟となるのか ? 場所は大丈夫なのですが...人生で3軒目の家の建設となります。20才の時に父と建てた84坪の住宅、リフォームしたいですね。
でもリフォームにおよそ2000万円、30坪の総二階の住宅が2000万円、難しいですね。


20歳の時、人生で初めて契約と言う事をして購入したトラクター! 35年経過し部品の供給もありませんが、牧草収穫時にメインのトラクター皆が畑に出ているときに活躍してくれます。
オイル交換や、パンク修理、アーク溶接、タイヤ交換等々必要な部品もストックしてすぐに対応出来るように整えています。水道管、電気配線工事もできます。
車庫や倉庫の照明は、自分で工事設置しました。


中学3年生の時に、父が購入したトラクター、一番上の画像にもあります、部品の供給ももうありませんが平成2年に購入したロールした牧草を切って牛たちに 与える機械を動かすのに使用しています
今年、他のトラクター達と同じ色に塗りました。


牛たちに食べさせる牧草を収穫する機械達、もう15年以上使っています、幸いあと10年ほど部品の供給がありそうです、海外の製品は、そこが有り難いです ね、使い終わったら塗装の剥がれたところ
を塗装して整備します、もちろん通常作業の合間に予定を決めて!


トラクター達、15年以上、20年経過したものもあります、只部品の供給がまだまだあるので、入れ替えなど全く考えていません、11月下旬に全車ワックス します。
オイル交換、軽整備、点検、ワックス全て自分で行います、方法は、メーカーに聞いたり、調べたりして勉強しました。


大、中、小のタイヤショベル達、新車を買う力が無かったので、中古ですが、何故か全て運良く、使用時間の短い極上品のものが入手できました。
3台とも製造されてから12年以上経過していますが、アワーメーターで見る限り、あと20年使えそうです。導入時期は、3台とも違いますが....。


タイヤショベルは、右手がジョイステック、スティックしたの赤レバーがローダーのロック、左手ハンドル、右足アクセル、左足ブレーキで2本の手と2本の足 を使います。
殆どのショベルのフロントパネル左側にレバーがあり、前進と後退を切り替えます、切り替えたらアクセルを踏むだけ! 40歳を過ぎてからショベルを所有しましたから、慣れるのに大変でした。
サイドブレーキを解除しなければ前にも後ろにも進まないとか、体が機械に馴染むのに時間がかかりました。


台風で壊れた車庫を補強してリフォームして今に至ります、13年前までは、車は動けばOKとしていて使えているから安心していたところ、2台所有していた 車が1週間で2台とも壊れてしまい
乗れる乗用車がなくなり、次の車が納車になるまで、夫婦2人真ん中画像のダンプに乗っていました。このダンプは32年経過! まだまだ使います。右のセダン(カムリ)が12年経過、左のアルファードという車は、平成28年に購入しました、老人やけが人の乗り降りが楽な介護車両で す、支払いに苦労しました。


平成29年9月に納車のウイッシュ、非常時用の発電機は、12月に移動して停電時に備えます、発電機は3台あります。


子供にお金が掛からなくなったら、自分たちへの御褒美に、オープンカーを買おうと考えていましたが...今後を考えて社宅を作ることにして、車を持ってい ない人のために探して貰いました
そんな車あるんかい? 話をした翌日に大ちゃんあったよ! 縁とは不思議な物です。屋根がガラスで内側がシェードで閉じます、開放感マックスですが、夏はとても暑く冬はとても寒いです。
シェードを閉じると良いのですが、折角なので開けています、荷物も詰めますし、軽トラの代わりにもなります。


12年目になったけどルーフ付き4WDしかも黒のカムリは、根釧でこの一台だけ! 夫婦2人でドライブ♪ 4WD介護車両のアルファード贅沢な車ですが、この車より小さな介護車両だと、介護者が居なくなると使い勝手が悪く販売価格も安い ので、奮発しました。構想3年てしたね。


何処にでもありそうで居て、よく見ると滅多に無い装備に仕上がっています、そういうのが大スキなのです。ルーフ付き、この車も5000台に1台という中古 市場で頼んだ翌日に見つかりました、縁があったようです。


趣味のラジコン飛行機達、何時でも飛べる状態で30機あります。一番大きいのがガソリンエンジン搭載の主翼2メートルの物ですね、主翼3メートル以上の機 体も数機所有していましたが.........保管と、飛行場への移動など手間が掛かりすぎて、お嫁に行って貰いました。この趣味のおかげで色々な職業の 全国各地の住んでいる世界の違う人達とも知り合えました。


牛たちを管理するPCと通常使用のPCです、牛舎の事務所という環境です ので、自作機です、不備は常に自分で対応して修理します。
放牧して牛乳を搾る方法から、建物の中で牛たちを管理して多くの乳牛を飼養管理する方法に切り替えたのが27才の時です、その時の負債は総額1億2000 万円にもなりました。
如何にきりつめ、負債を速やかに返済するか、常に考え行動し、そして牛たちが増えるに従って不備が生じて、新たな建物、機械の導入、その繰り返しと積み重 ねで今に至ります。
何時もお金に困り、自分でできることは、学び実践してそして購入した機械や装置や建てた建物の補修点検修理も可能な限り自分で行い、駄目になり使えなくな るまで使い倒す!
その積み重ねでした。事務所のPCは、不備が生じるとフロントパネルからSSDを抜き取り、予備筐体に挿入すれば直ちに復帰できるように完備したり、その スキルを学んだり、記帳の作業時間を減らすために簿記ソフトの導入とデーターの自動取り込み、自動振り分けのシステムを作ったり、建物は全て自分で設計し て、現場監督もして建設費を抑えたり、1日4時間睡眠で全力疾走して、そのまま続けると死ぬな! と感じたのが47才! でもここまでできました。酪農に必要なアイテムのほぼ殆どを所有しています。唯一手に入れていないアイテムは、自動で牛乳を搾る搾乳ロボットのみです。



年老いてしまったけど、今まで頑張ってきたので、一番後回しにしてきた夫婦2人の楽しみ、残りの人生を2人で! と言う事で、2人で出かけるときはレザーで! ペアの時もあります。


今年から、2人でライブに参戦! 今まで行ったことが無いので、可能な限り! ライブに行って気に入った人のライブにまた行きたいものですね。29年11月11日の浜田省吾さんのファンミーティングの会場で並んでいると後ろの女の人 達が  ○○のライブに腰の曲がったどこから見ても農家の夫婦が来ていたよ、あんな人達もライブ見に来るんだね!  ムッとしたので、後ろを振り返り私たちも農家の老人ですが..と言うと、いえいえ貴方たちは、農業が基幹産業の北海道でも都市部に住んでいたり、職業で 評価される事が多いですね、とても悲しい事です。農家がGT-Rを頑張って買うと、もうその車はスポーツカーではない! と言い切る車評論家が居たり、色々な仕事があって社会が成り立っているのにと考えてしまいます。酪農は人間のやる商売じゃない! そう言い切る人さえ.....。
辛く悲しいですが、私は、とりあえず妻の腰が曲がる前に2人で楽しめるようになりましたから、頑張ります、そしてそんなこと言われる産業ですから、なるべ く紳士でありたい! 中学3年生から聞いている浜田省吾さんみたいに格好良くは無いけど、顔は仕方ないけど、レザーでお洒落に年を重ねていきたいですね。


父が作った庭、維持管理がとても大変ですが、俄庭師として維持しています、来年何植えようかな ? 庭師の仕事も覚えましたが...所詮素人に毛が生えた 程度です。


上空から空撮するドローンです、DJIのマービック! そして趣味のラジコン飛行機のRadioワンオフです、ヘリ、飛行機、ドローン空を飛ぶ物全て制御できます。



平成29年11月14日の午前10時に面接予定の女性が、急遽11月13日の午後4時に面接に来ました。
27歳、5カ所ほど牧場を見て決めたいと言っていました。意欲のある若い人、大スキです! 大歓迎です! でももう少し一般常識を勉強してから....。
面接と見学を希望していた牧場に行ったら断られたとのことで、日程と時間の変更は良いのですが、いきなり泊めて欲しいとか、1週間後に此所で働きたいと か、言われても困ります。
短期間泊まれる場所は、ありますが...別海町の旅館を手配してあげました、車も安く譲ってもらったのは良いのですが、冬タイヤがもう駄目でしたし、明日 納沙布観光してから紋別に向かうというプランでしたから、観光は諦めてもらいました。無事に紋別の牧場に着くことを願っています。運転大丈夫なの? と言うレベルでしたね。多分大冒険になるでしょう。



かつてはオフロード大スキでした。馬に乗り障害飛越競技の大会にも出場しました、今では、トラクターやダンプ、ハーベスターなど仕事に関わる機械に乗るの も疲れが貯まり大変になってきています
パラグライダーももう無理でしょうね、それでもラジコン飛行機を飛ばす倍賞千恵子さんの別荘のフライトパークで飛行機に乗せて貰うことができます、飛行機 大好き! 冬はスノーモビルにもまだ乗れます
公道を走れて、そこそこのオフロードを走れて、なおかつトラクターやショベルで持ち運べる原付バイク! もうこれでさえ水たまりを飛び越えることができなくなりました。機械や備品を大切に使用して誰よりも長く使い、可能な限り勉強し続け、自分でできることは 殆ど自分でこなしてきましたが...もうそうも言っていられないお年頃! 会社として社員に一般の職業と遜色ない環境を整えていくつもりです。
まだまだ足し算、努力! 命続く限り! それが私のスタイル! 農場のモットーでもありますね。


従業員用の車を本当は、ピンクのコンパクトカーにしようと探したのですが、間に合わず白の車になりました、納車後見つかりました、置いておくだけで綺麗に 映える車にしたかったのですが...
WA-100というショベルを購入するときに、補助事業の抽選で外れ、途方に暮れていたところ5年経過したものが見つかりました、しかも使用時間が500 時間、1万時間使える機械です。
因みに、抽選の箱の中に2枚残っていて、1枚が2番くじ、もう一枚が50番目(優先順位なので外れくじ) 苦笑いしかできませんね。
WA-30というミニショベルは、4年中古を探していて見つからず、昨年の中古機械販売会の下見で見つけたのですが、程度が良いので諦めていましたが販売 会当日大雨で殆ど会場に客が来なく
商談が無かったので、手に入れることができました。13年経過した機械ですが13年前の価格から40万円安くなっただけの金額です、現在同じ規格のショベ ルは400万円を超えます。
大変な時代になりました。どんなに求めても、努力しても敵わない縁、運命のようなものもこの世にはあるように感じます、機械も人もですが、それが判りませ んから努力ですね。
なるようになる! という人も多いのですが、努力無く成果! 結果は出せないと考えています。そして努力を続けていると、運も味方になるような気がしますね。BACKHOME